すべての瞬間を大切にするわ

と、ルイーズは言った。(映画「メッセージ」の一場面から)

2018-01-01から1年間の記事一覧

鍼灸治療の「大丈夫だよ感」

生き残る方法、きのこる術において、鍼灸はよい。たいへんよいと思ったよ。※個人の感想です 通りすがりの鍼灸院。夜散歩していたら、おお!人通りのない住宅街のこんなところに!自宅から徒歩5分の好立地。ここなら仮にこの先悪くなっても自力で通えますなり…

花粉症と膵臓がん

スギ花粉症になって40年近いと思います。最初は、高校生のときでした。あの頃は「花粉症」って言葉もありませんでした。2月からゴールデンウィーク頃まで毎年酷くて、鼻だけでなく目も耳の穴も全てが痒くて辛かった。この人生、学校でも職場でもご飯食べてて…

食事に困るからはやく元気になりたい

膵臓を切っちゃったから消化液が出てこない、周辺の神経やリンパを取っちゃったから胃腸の動作エラーが多い。しかたない。でもいつまで続くのだろう・・・・。テンション下がる。 まず量が食べられません。1食の3分の1量で胃もたれし、食後は胃腸の痛み、切…

小さな愛できのこる

退院をお祝いしましょう、やて。 数年前から本来は別々の人生を送っている女性6人で集まり、なぜそのメンツになったのかも不思議なままに、年に数回それぞれのお誕生日をお祝いする飲み会をしてきました。その人たちが今朝集まって、退院お祝いの朝食会をひ…

退院

3月22日木曜日、桜は三分咲き。 昨日は病室の窓からみぞれ雪の寒い空を見ていた。今日は自宅に戻り、窓から隣の公園のコブシの花がきれい。もう春ね。すっかり春ね。 ドクターやナース、リハビリ療法士さんたちプロフェッショナルな方々のお世話になり、また…

コージーコーナー

今朝、同室の2名さまが退院されて空きベッドが3床となり、この部屋はわたしだけになったので、午後からこの部屋を男性用の病室にするとのこと。「お部屋を変えてください」と言われ、隣の病室に移動しました。 わたしの新しいベッドの前にはおばあちゃんが…

がまんしないこと

食後の腹痛(激)はずいぶん落ち着いてきました。病院の食事は全粥+ふにゃふにゃしたおかずになりました。 痛みが減ったかわりに胃もたれと膨満感が辛く、膵臓の手術後によくある症状らしい。食事量、1人前の2分の1を超えると辛くなる。3分の1だと大丈夫。…

病院の小ネタ

痛みに耐えてがんばったので、順調に回復してきました。来週あたりそろそろ退院できそうです。 お忙しい中、お見舞いに来てくださった方々に。うれしかった。ほんとにありがとう。窓辺がお花やさんみたいになって可愛らしすぎ。 で、入院中のおもしろ話を書…

覚悟とは本能を凌駕する魂のことなり

AERA 2018年2月12日号から 全国の男女553人の現役医師(20〜60代)が答えた「自分が特にかかりたくないがん」ぶっちぎり1位。おめでとうわたし。理由は「効く薬がないから」「痛いのはいや」「治療がしんどい」「現時点で有効な治療手段がない」「治る見込みが…

術後1週間

「手術後数日間は、個室にするよう強く強くおすすめする」と病院の人に強く強く言われ、差額ベッド代きっついなー(1日2万円)と思いつつ個室で過ごしていましたが、正解でした。 ボタン押すたび背中に冷たいものが流れ込み30分鎮痛効果が持続するという凄い…

シリツ

3月7日 8時40分入室 人から聞いていた「手術室はSF映画の宇宙船みたいにカッコイイから必見」に、期待してましたが、それほどでもない手術室。麻酔処置の間ワーグナーが流れていました。 同 4時過ぎ ICU 起こされると手術は終わっていて、計画どおりに、術前…

きのこる術を考える

「この先生きのこる」ため、標準治療の他に何ができるのか。治療を底上げできるようなこととして、すでに禁酒・禁煙・禁油・禁サシの入った肉、などなどは実行中ですが、他にもいろいろありそうで沢山本を読みネットで調べサバイバー先輩たちに学び、ドクタ…

桜の木が見える

朝、入院しました。自宅から徒歩圏の病院で、病棟はさらに自宅寄り。窓からいつも歩いている道、そしていつもの宅急便のお兄さんが荷物を運んでいる姿が見えました。 ここから全力で走れば5分で帰れる。お留守番している猫さんにちゃおチュールをあげて病室…

わたくしの傍らに立つ

明日から入院なので、少しだけ掃除をしました。が、やっぱりできませんでした。とほほ。掃除や片付けができない女として55年生きてきた。こんな状況になっても、やっぱり人間そんなに変われるものじゃないです。 ここ数年は駄目人間上等、それがわたしなのよ…

人々2

3月2日 得意先だった広告代理店のMお姉さんが「お会いしましょう」と言ってくださり、虎ノ門ヒルズ。いかにもモダン東京なビジネス空間にお仕事の雰囲気が満ち満ちていて、ほんの少し前までわたしもここに打ち合わせなんかにお伺いしていたんだな。早くも距…

人々

2月23日 リンパマッサージのセラピストであるところのT先生にお会いして生活指導を仰ぎました。あれこれ脱線しつつも、生活習慣、それ以上に大事な心の持ちよう考え方受け止め方について示唆にあふれる世間話。かつて余命2ヶ月を宣告されながらもリンパに出…

入院前診察でつまずきそうになるけどグッとこらえる

病院に行き、外科サトちん先生(勝手に命名)より改めて手術概要のオリエン、のはずが先日の入院前検査で心電図に問題ありですって。心臓もポンコツだったのか。 心臓なんて、膵癌がみつかるきっかけとなった1月の人間ドックではスルーされていたのにね。い…

ブログを開設しました

年明け1月10日に受診した人間ドックで怪しい影が見つかる。 2月13日、入院検査で膵臓がんと診断される。 このあたりの経緯はまたそのうち書くとする。 長いことフリーランスでコピーライターの仕事をしてきました。 事務所をいったん閉めて、これから治療に…

手術に向けて

そして2月22日 猫の日にゃーん。 人間ドックで怪しい影が見つかった後、検診機関で紹介状をもらい、自宅もよりの総合病院外来へ。消化器内科M先生→膵臓専門内科のI先生→外科のS先生とリレーがあり、2月22日、入院日と手術日が決定しました。その日が初めまし…

入院検査とがん告知

2月13日12時20分。 検査入院した私はこの日が初対面の消化器内科ドクターに呼ばれ、会議室のような部屋の片隅、パソコンの前に座りました。パソコンの画面には前週に撮った造影CTの画像が出ていました。ドクターは着席し、こっちを見ずにマウスでチキチキと…