2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧
本日は、個人の体験・感想・意見です。 お世話になっている鍼灸先生は中医学を修めた方なのですが、意外なことに「あなた漢方薬はやらなくていい、今はやらないほうがいい」とおっしゃる。 「昔は良かった。わたしも使ってた。でも今の漢方薬は原料が駄目に…
今はもう、会う機会がぐんと減ってしまった古き佳き友が、郵便で応援物資を届けてくれました。お腹をやさしく包んでくれるシームレス肌着や、わたしが今こそ食べたいと願っていたつぶし豆などと一緒に、1冊の絵本が入っておりました。 高野文子先生、今はこ…
昨日は、「すい臓がんカフェ」という患者さんの集いに行ってみました。患者さん同士の自主運営の会のようです。全国から100人以上の患者さんとご家族がいらっしゃっていました。すい臓がんとなった先輩がたとわたしのような新米患者が、標準以外のさまざまな…
「えんがちょ」は昔、東京に引っ越してきて初めて知った言葉でした。わたしの故郷では「べんしょ」と言っていました。べんしょの語源は、便所なのか糞尿なのか、たぶんそんな感じで。穢れに触れると「べんしょ、べんしょ、鍵きった」と歌いながら指でつくっ…
あー外食がしたい。でもできない。 手術から今日までずっと食事には難儀しており、当初よりはずいぶんマシになってはいるけれども、消化の悪いものを食べたり、欲張ってたくさん食べようとすると、いまだに左の鎖骨(神経の誤作動)とお腹がぎゅうーっと痛く…
膵臓がんになってしまったわたしは、心の平穏と未来への希望を渇望しています。恐怖と絶望にただ立ちすくんでいてはいけないのです。わかっちゃいるけど、どうしていいかわからない。がんになった人は誰でも、状況を受け入れて立ち直るまでに時間が必要とい…
文章化する=客観視できると思っていました。書いた後は、開けっぴろげに、恥知らずに、無神経に、ポイっとブログにでも置いてしまえば、息苦しさやモヤモヤなんてこころの外側に追い出せると思っていました。 どうやら勘違いでした。逆に、ことあるごとに、…
「懺悔の値打ちもないけれど、私は話してみたかった。」という歌がありました。阿久悠さん作詞。昭和歌謡には時々恐ろしい歌がある。愛なき主人公の苦悩は14歳に始まり、19歳で犯罪者となり、そして最後まで愛はどこにもない。そういう歌です。 わたしはこの…
夜明けが早くなり、6時前にはすっかり明るい。散歩がてらいつも仕事場に行くときに使っていたバス停の横の公園へ。何年か前、早朝出勤するときにラジオ体操をやっているのを見たことがある。おっ、今日もやっていましたよ。 早起きシニア、犬のお散歩奥様、…
少し前。退院した直後のこと。休業の件をあえてお知らせしていなかった得意先からメールが来て、新規案件の依頼をいただきました。黙っていたのは関係が薄いクライアントだからではなく、濃くて親密で重要だからこそ言えなかったのでした。それはわたしが欲…
がん治療の底上げにヨガはいいんじゃないかと思いまして、近所の個人スタジオに通うつもりが、レッスン初日に軽〜くからだを動かしただけで腹痛におそわれ脂汗を流して悶絶してしまった。まだ手術から1ヶ月。 ヨガ先生、たぶんビビったのだろう。2回目のレッ…
このひとは、10年以上ずっとわたしたち夫婦と一緒に住んでいる猫さんです。出身は砧公園で、世田谷区で猫ボランティアをしている方から譲り受けました。 若い頃から「時々、肉球がぱんぱんに腫れる」という奇病をもっていて、免疫系にエラーがある個体ではな…
「膵臓の病気はとても見つかりにくいといいます。どうして見つかったのですか?」と、鍼灸院の超美人な若先生がハリを打ちながら聞いてくるので詳細をお話しました。 去年の秋頃から全身あちこち不調だったこと。ここは一度に一気にチェックして楽しようと人…
今日は退院後初めての外来でした。手術で取った組織の病理検査の結果が出るかも、という日でした。 実はここ数日、あまりの春爛漫ぶりとわが身の切なさの格差に心の中はうじうじネチネチしていました。しょうがない。人間だもの。などと言い訳しながら、毎日…
散歩は生きのこる術のベースロード運動。 この土日の夜の散歩はくっすん(旦那さん)がつきあってくれました。いま仕事が詰まっていて忙しいはずなのに、ありがたいやら心苦しいやら。 たまたま東京都庭園美術館がナイトミュージアムと称して20時まで開園し…