すべての瞬間を大切にするわ

と、ルイーズは言った。(映画「メッセージ」の一場面から)

2年

2020年2月22日でまるっと2年。

2年前 のこの日、穿孔で組織検査した結果「膵臓がんで確定ですにゃ」

と言われました。2月22日は猫の日なので記憶しやすいにゃ。

 

しばらくブログをサボっていたら、何人かの方からご心配のお声を頂戴しました。

お気にかけてくださりありがとうございます。

箇条書きにてまとめます。

 

●わたしの膵臓がんと治療は、いまどうなっているか

 

・粛々とアブラキサンとジェムザールによる治療を継続中。現在5クール目。

・3クール目終了時にCT検査で若干の縮小が見られた。効いとるがな。副作用が辛いので現在は各薬剤60%に減薬中。

・2年たっても下痢は友だち。いっそ大親友。

・背部の痛みが少しずつ増してくる心細さ。鎮痛剤はロキソニンからトラマールに変更になったけど、幻覚が見えるので次回外来で相談。なぜか茶碗の柄が見えて困る。

・米国に組織を送ってお願いしていたがんゲノム検査は、成果なし。参加賞。結果レポート「分子標的薬に当りなし。akikoはめっちゃ普通のよくある膵臓がんなので、納得して標準治療しとくのが吉である」とのことです。

・このゲノム検査(mark2)は現在全世界から集計した400近い膵臓がんの検査データがある。それによると、他のがん種に比べ、膵臓がんはユニークな遺伝子異常の発現が少なく、みんな判子で押したようによく似た遺伝子異常がみられることがわかっている。なので、個別に効果が期待できる分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬の「当り」は現状ではほとんど出ていない。が、今後はわからん。いいもの見つかったらお知らせするね!という解説をもらいました。

・腫瘍は相変わらず小腸にくっついており、この先さらに縮小しても、小腸とは離れないだろう。ゆえに憧れの重粒子線などは無理だろう。いや、ちょっと待て。

・腸管と腫瘍の間に板(スペーサー)を挿入して粒子線治療っていう荒技があるらしいぞ!わーすごーい!それやりたい!→今の状態では無理です。もし、今後可能になっても、腸管にがん細胞が残るので、そこは後から外科手術で切り取るという荒技の合わせ技で対応かな?と医師→ここまで来ると治療プランを立てるというよりも思考実験の世界だね。オモロイけどね。

・かかりつけ総合病院の主治医のもとでは現在、抗がん剤治療と、飲み薬による体調のコントロール、血液検査や画像検査しかできません。標準治療です。で、上記のような荒技系の治療アイデアセカンドオピニオン医からの提案、ゲノム検査は自発的に自費でやってみました。

・主治医には、セカンド医のアイデアなど全てお話しをしていて、データ提供などのご協力も迅速に対応してくださる。最初の頃は、“それは無駄な足掻きであるぞよ、金を無駄にするなよ”と、遠回しに非難を感じるやりとりもあったけど、今は「やりたいことをスキにすればいいです。協力します」と言ってくださる。ありがたし。

・わたしはあきらめないのです。っちゅーか、常にガサガサと何かをしていないと、すぐに不安や孤独が追いついてくるので。

・近所のヨガ道場の瞑想クラスや、週1の笑いヨガも。さぼりつつ参加継続中。

鍼灸院、整体院、CS60は各週1回。どれもスキ。

・超自然部門、オカルト部門もやっていますぞ(スピリチャルという言葉はあんまし使いたくない)最近、ハンドパワー系のエネルギー療法を習いセルフヒーリング)

・先月から猫2頭を飼い始めた。前に飼っていた子が死んで、ちょうど1年目。

・新しく来た猫たちは、偶然にもわたしと誕生日が同じ。

 

ここしばらく、書く、話す、などのアウトプットができていませんでした。

大きな反省点です。わたしは元気。また書きます。