すべての瞬間を大切にするわ

と、ルイーズは言った。(映画「メッセージ」の一場面から)

再発から現在までの経過

しばらくブログから遠ざかっていましたが、

生きています。元気です。

心配をしてくださっている方に、

ありがとうございます、たぶん大丈夫です、

みんなもどうか元気でいてくださいねと

お伝えしたいので戻ってきました。

 

昨年10月に局所再発がわかり、

それから今まで何をしていたか

簡単にまとめておきます。

精神的にも浮き沈みの大きい日々を過ごしてきましたが

それでも淡々と、粛々とありたいと願っています。

 

 

2019年10月      

膵頭部下、腹腔内に局所再発

再発部は大動脈にからみ消化器官(十二指腸)と接触

画像に写らないサイズの腹膜播種の可能性あり

抗がん剤アブラキサンとジェムザールを開始

同時にセカンド医に相談スタート

 →抗がん剤が奏功し消化管から腫瘍が離れたら

  重粒子線+切除手術で根治を狙う

 

自宅でひとり瞑想するのが淋しうなり、

近所のヨガスクールのグループ瞑想に週1〜2回参加(良い!)

 

 

2019年12月

CT検査でアブラキサン&ジェムザール、CR(縮小)

でも骨髄抑制が大きく 治療スキップ、減薬などでグダグダ継続

背部痛が徐々に増していく。鎮痛剤増量

 

もともと腫瘍マーカーが反応しない体質のため、

抗がん剤の効果状況は3ヶ月毎のCTでしかわからない

全身脱毛、ハゲ頭、悪心、足のしびれなど

 

2020年1月

東洋医療、ヒーラー、オカルト系も忘れずに抑えておく

こころの支えとなってくれる

レイキ講習を受ける(セルフケアのため)

 

2020年3月

アブラキサン&ジェムザール6クール

CT検査:主治医も目を見張るほどの大幅縮小で

このままいけば再手術も狙えるし

消化管と離れたら重粒子線も可能とのこと、希望が湧く

ただし標準治療プロトコルに従い9クールまで様子見し

さらなる縮小が見られた場合に限定

 

外部、大学病院の外科医にサードオピニオン(手術への準備)

 

2020年3月

セカンド医より消化器官と腫瘍の間にスペーサー挿入で

重粒子線を打つ提案 しかしこれも9クール目をめどに

 

背部痛が深刻化 夜間に耐えがたい激痛

こんなにキツならもう死んでもいいか〜などと頭をかすめるので

医療麻薬の処方開始

 

セカンド医より痛みの進行は、がんの進行の目安になるため

アブラキサン+ジェムザールに耐性が出ている可能性の指摘

 

コロナ禍で、グループ瞑想をしていた道場が閉店

心の止まり木を失う

 

レイキエネルギーは本当にあるのかわからないまま、

レイキ講座は上級まで修了

学んだ内容はとても良かったし友だちもできた

 

2020年6月

現状で重粒子線は可能か?放医研を受診するも

重粒子線は不可、スペーサー挿入案も却下

腫瘍が消化器とくっついている限り粒子線は永遠に却下

 

痛みの進行から抗がん剤が効かなくなった可能性あり

セカンド医の提案により外部クリニックでCT撮る

腫瘍はもとのサイズに戻っていた・・・耐性ついた

 

9クール目でアブラキサン&ジェムザールを卒業

今までサンキューいい夢見せてもらったよ

 

背部痛さらに深刻化 鎮痛剤で日中ぼんやりする

主治医の判断で神経ブロック注射を受ける(1泊入院)

直後より劇的に疼痛が軽減 凄い!

鎮痛剤も減薬 生きる気力が戻ってくる

 

がん疼痛対策で神経ブロックをやる病院は少ないとのこと 

幸運であります 光栄であります 先生に感謝!!

 

心の止まり木を求めて写経を始める

週1〜2回、薬師寺東京別院に通っています

薬師如来さまのご加護を祈念します

 

2020年7月

主治医と相談し抗がん剤セカンドLINEとして

オニバイドを選択 

わたしはアブラキサン時代から骨髄抑制が深刻なため、

フォルフィリノックスはやめとこうと・・・

 

しかしフォルフィリノックス推しだったセカンド医は不満げ

オニバイドにはオキサリプラチン(最も膵臓がんに効くそうだ)が

使われていない点がダメなんじゃないかと

 

血液検査 いままでびくとも動かなかった

腫瘍マーカーCA-19-9が上昇しはじめた 不穏

 

2020年8月(現在)

 

オニバイド3回目 CA-19-9がさらに上昇

オニバイドは効いているのか? 不穏不穏

主治医によると次回CTでの確認は10月 最速でも9月末

待てない 次の手を打つための準備をと

セカンド医の判断で外部クリニックにてCT撮影

腫瘍はやや増悪していた

 

神経ブロック注射の時はリアルタイムなX線動画で

モニターしながら施術を受けたよね

そこからの連想で、重粒子がダメなら

高出力ガンマ線をリアルタイムにモニターしながら打つ

MRIdianはどうだろう?と考え

がん研中央病院にセカンドオピニオン外来

→医師「やるなら今でしょう」

 

さてどうする?

 

 

旦那さんや、大切なお友だちのみんな・・・

どんなに心やさしい人たちであっても、

全がん種の中、最も予後が悪く絶望と悲しみに満ちている

膵がんを抱えた私たちの心の奥はわからない。

それは淋しいけど、どうしようもないこと。無理なこと。

 

最近は主にTwitterで垂れ流しています。

患者同士の、短い言葉だけの交流ですが

なんだかこころが通い合っている気がしてほっとする。

その時だけでも孤独が癒える気がするのです。

 

なんだわたし、淋しかったんだな・・・