患者会に行って勇気をもらう
昨日は、「すい臓がんカフェ」という患者さんの集いに行ってみました。患者さん同士の自主運営の会のようです。全国から100人以上の患者さんとご家族がいらっしゃっていました。すい臓がんとなった先輩がたとわたしのような新米患者が、標準以外のさまざまな治療方法や日常生活について情報を交換する会でした。
患者さんももちろんですがそれ以上に父が、母が、夫が、息子が、、、という家族の方の「どんな情報でもいい」「とにかく助けたい」という懸命さを目の当たりにし、家族とくに親子の愛は底なしに凄いと感じました。
わたしは人見知りしている場合じゃないのに、緊張して物怖じしてしまってなかなかお話できませんでした。でも、なんとか数名の方と。とくに、かつて飲酒喫煙ストレスだらけの生活をしていたという女性。発覚の経緯、症状、ステージ、代替療法の選び方や考え方までもがわたしとよく似ていて、先輩は既にそれをしっかり実行され、いま術後2年を、再発なしで過ごしていらっしゃるとのこと。大好きなバラのお庭を、手術後はバラ全部抜いて畑にして、無農薬野菜を自分でつくって食べている、などなど。こんなんもう、絶対に勇気出てしまうやんかー。FaceBook上のグループなども教えてくださりとてもありがたく、ここでもう一度お礼を言いたいです。
死にもの狂いで家族を助けようとする。患者が患者の手をとって、引っ張り上げようとする。そんな人たちがいて。わたしにも、家族じゃなくても、友だちがいて応援してくれているのがわかる。会っていないときも、祈ってくれているのがわかる。このブログだって気がついたら100人以上の知らない方々が読者になっていてくださってた。驚くばかりです。きっとひとりじゃないんだね。
もっともっと外に出て、誰かと会い、話をすることが必要だと思う。わたしだけでなく、すべての人に必要かも。いままでは頭の中でいろんなことをぐるぐるとグツグツと、茶色くなるまでコッテリ煮染めるのが習慣だったけど(それはそれでこれからもやるけど)もっと外へ向かい、前へ向かいたいと思いました。あらためてみなさまに感謝しています。そして、わたしも誰かのお役に立ちたいです。
それで今朝、散歩をしていたら、お蕎麦やさんの郵便受けに奇妙な落書きがあった。ヒト・ト・シテ・・・・人として??
落書きに指摘されてしまい、人として、わたしはどうしたらいいのかを考えるスイッチが入った。まずはこうして郵便受けに目が行ったのも、うつむいて歩かなくなったひとつの証ではないかという。偉いぞ。いままでは下を向いて歩くのが好きで、わたしのInstagramは道に落ちてた物の写真ばっかりだった。笑。(道ばたには時々美しいものとか金目のものが落ちてる。さういふものをわたしはすきだ)