すべての瞬間を大切にするわ

と、ルイーズは言った。(映画「メッセージ」の一場面から)

しょげていたってしょうがないですね

文章化する=客観視できると思っていました。書いた後は、開けっぴろげに、恥知らずに、無神経に、ポイっとブログにでも置いてしまえば、息苦しさやモヤモヤなんてこころの外側に追い出せると思っていました。

どうやら勘違いでした。逆に、ことあるごとに、そこへオートフォーカスしてしまい余計にモヤモヤしてしまうのです。

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午後、鍼灸に行ったら、中国人の鍼灸師先生がカタコトでやたら話しかけてきてくださる。

「さっきの患者さん90歳ヨー?元気長生きネー!アナタもネー」

「アナタ元気でたら、一緒にアソビに行きましょネー」

「今は楽しいコトだけやればイイネー!ネー?」

見た目にわかりやすい単純なわたしですから、そんなにしょんぼりして見えるのかと思うと大反省です。そしてこの先生はなんともおやさしい方なのだなあと改めて。

他の日に出ているすこぶる美人の若い鍼灸師さんは、実はこの先生のお嬢様で、法学部を出て一流企業の法務に勤務していたのを、人助けがしたいと退職し、母に学んで鍼灸師になったという経緯のお方だそうで。いつも施術を受けながら「助けたい」「なんとかしてあげたい」という気持ちが伝わってきます。過去にもいろんなマッサージやさんに行って、時々、そういう思いがじんじんと伝わってくる人に会ったことがありました。技術の上手下手ではない、何かを持っている方たち。伝わります。ありがたいことです。

しょげていてもしょうがないですね。

そういえば今朝、公園のラジオ体操に行ったら「おはようございます」と知らない人が声をかけてきてくれました。しかもお2人から。わたしは新参者だから、公衆便所の前が体操のポジション、略して便ポジなんですけど、公園の入り口に面したこの場所だから声をかけてもらえたのです。やっほい。これからも便ポジでいくよ。

 

しょげていたって、あったかいことはたくさんあり、うれしさをちゃんと感じることができるではないか。このように、ちっちぇえことをネチネチ語るの、やめたいわーもう。でもやめられませんわー。この浮き沈み。この未熟者。いい歳こいてヴィヴィッドすぎ。困ったものです。