すべての瞬間を大切にするわ

と、ルイーズは言った。(映画「メッセージ」の一場面から)

抗がん剤、再挑戦、1週間

先週の火曜からTS-1を再開しています。前回は50mgであえなく撃沈したので、今回は40mg/1日2回です。飲むと胃から胸元にかけてモヤモヤ〜っとする感じは前回どおり。だけど今回は、必要以上に副作用を怖がらず、抗がん剤さん(気は優しくて力持ちなヒトに擬人化した)ががんばっていい仕事してくれていることを応援するという姿勢で、毎日を過ごしています。

前回はしんどかった。どうしんどかったかというと、ちっぽけな木の葉が激流にのまれてギニア高地から落下するよーな下痢。脂汗だらだらの激しい腹痛。唇全体が沢山の噴火口で覆われるという特殊メイク級の口内炎。それで挫折した。気合いを入れていただけに、服用中止の敗北感でかなり凹んでしまった。けれどもう立ち直りました。今回は薬が効いてる、わたしに役立ってる、わたしの体も力を合わせてがんばってるという友情感のあるイメージで。そう、恐怖訴求は広告制作だってNGだもんね。

サイモントン療法のミニセミナーで隣の席にいらした患者さん(偶然彼女もすい臓がん)が、「はじめての抗がん剤って挫折する人多いですよー。体がびっくりしちゃうんですね。だから2回目はきっと大丈夫です」とやさしい言葉をかけてくださいました。今まさにその通り。私は大丈夫。隣の席のヒトの言葉にこんなにも救われています。ありがとうございます。このまま乗り切るよ。