「すべての瞬間を大切にするわ」

と、ルイーズは言った。(映画「メッセージ」の一場面から)

腹壁瘢痕ヘルニア「必ず」

かねてより心配のネタ(←ネタ?)だったへそヘルニアは、「腹壁瘢痕ヘルニア」というもので、手術後によくある後遺症であると診断されました。

 

以下、ネットで拾った説明文。聖路加病院のサイトから。

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ヘルニアとは臓器などが本来あるべき位置から脱出または突出した状態を意味します。おなかの手術のキズあと(瘢痕:はんこん)は傷がない部分と比べると弱く、この部分から内臓が皮膚の下に脱出する病気です。おなかの表面がふくらんで見えることがおおく、ちからを入れるとふくらみが大きくなります。日本では年間に1万人弱のかたが手術を受けています。

がんなどの手術でおなかを切った傷口(手術創)は、手術の終わりにしっかりと縫い合わせます。しかしながら肥満、喫煙、緊急手術、手術後に傷が膿んだ、傷の治りに影響するほど栄養状態がよくない、もともと持っている病気や服用している薬の影響など何らかの理由で傷がうまく治らない場合があります。うまく治らない、つまりおなかの筋肉のまわりについている筋膜・腱膜部分が離れてしまうと、すきまがあき、そのあなからおなかの中の内臓が皮膚の下に脱出するヘルニアが発生します。およそ開腹手術の11~20%に発生するといわれています。

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あーそうですか・・・・

 

最初は、わたしのお腹の出っぱりを見て心配した鍼灸師さん。そのご紹介で受診した胃腸科クリニックでは、「これねー、ほっといても治らない。だんだん出てくる。手術の傷口のサイズまで内臓が出てくる。必ず出てくるよ」と言われました。「ええー必ずですかっ?」「必ずです!」

 

あーそうですかー。

 

必ず!って、そんな強調しなくても・・・T_T

わたしの傷口はタテに20㎝ある。腸が20㎝でてくるのか・・・orz

 

その後、主治医に相談したら軽〜く言われました。「手術でおさまりますので、そのうちやりましょう」「いつですか?」「そのうちです」「そのうちとは」「抗がん剤をやっている間はできません」「・・・・」。

手術は簡単で、お腹にメッシュ状の当て布のようなものを埋め込んで押さえ込むらしい。長く放置して内臓のはみ出しが大きくなると、メッシュのサイズも大きくなる。主治医は両手の指先で、空中に男性用のハンカチくらいの四角を描きました。「あなたの場合は、放置するとこれくらいのメッシュ。早いほうが小さいメッシュで済むし手術も簡単」とのこと。女性用のミニハンカチサイズ。うん、わかった。そのうちね。

 

しかしまぁ次から次へ。いろいろありますなぁ、この病気。がんの開腹手術前、後遺症でヘルニア出るかもよっていう説明はなかった。内臓痛が残るかもよってお話もなかった。なかったということはこれらの症状が非常にレアなケースだからではなく、あえて言及することもないほど通常におきることだからと理解しました。この病気は、手術や治療をする中でいろんな不具合が多々発生し、いまのわたしの症状はその中のひとつ、ふたつのしょうもない、よくある、微々たる現象にすぎない、ということなのかもしれないですね。

「必ずやて!腸が20㎝やて!うわーい!」などと恐れおののく毎度チキンハートな私に、くっすんはさらっと「虫歯を治療するような感じで、さくっとメッシュ入れちゃえばいい。心配ないよ」と言った。あ、はい。そ、そうですね・・・。

 

もはや何の問題もない、何の不安もなかったあの頃には戻れないのですね。虫歯を1本ずつ抜いていく感じで、これからも軽く治療をしていくしかないですね。もう、総入れ歯になってもいいや。生きていればそれだけで幸せ。

 

 

【振り返り】

腹壁瘢痕ヘルニア。なんでこうなったかというと、私の場合は術後に身体を鍛えようとスクワットや四股踏み、腹筋などをがんばったせいかもしれない。術後間もない方は、腹圧がかからないような運動を選んだほうがいいと思います。