すべての瞬間を大切にするわ

と、ルイーズは言った。(映画「メッセージ」の一場面から)

がん生活は、夏も温めまくる

毎日くっそ暑いのに、エアコンもつけずにいるのは冷えが怖いから。体温を測ると36.8度。軽く茹でられている雰囲気があり、脳みそは半熟で精神にとろみを感じます。が、低体温よりはよいです。

今もメリヤス生地(今の人はメリヤスってわかるのかなー)の腹巻きを着用し、足首にもウォーマーをつけているのだけど、汗で肌がふやけたりかぶれたりして、あちこち痒いのでほどほどにしよう。

体温が1度上がると免疫力が5倍になるとかいいます。43度でがん細胞が消えるとかも有名です。体温を上げる温熱療法にもいろいろあって、自宅から便利な場所にハイパーサーミアをやってくださるクリニックや、「がんになって、止めたこと、やったこと」という本に登場する全身温熱療法のクリニックもありますが、いつかお世話になるのかもしれないけれど、今のわたしは地道に経済的にHSP入浴というのを続けています。市販の入浴剤は着色料などの添加物が入っているので使わず、でも安らぎの演出も超大事だから、ホホバオイルにフランキンセンス精油(消化器系のがんに良いとされているらしい)を数滴加えたものを、お湯に入れ気分を出しております。

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それから、6月の伊豆での療養プログラムで同室だった、熊本のすい臓がん先輩が全力でプッシュしてくださる酵素風呂。徒歩圏内に1店舗あったのでとってもラッキー。体験入浴をしてみると、体も気分も軽くなった気がして、うむ苦しうない。佳きかな佳きかな。ヒノキのおがくずを使ったタイプで、本当は米ぬかの酵素がいいなぁと思いつつ。ヒノキでも十分に温熱効果が得られます。しばらく週1〜2回通ってみます。熊本の先輩は毎日通っているそうです。

先輩はすい頭部ステージ2aのがんだった。大手術の後2年間を再発なしでがんばっていらっしゃった。もしかしたらこのまま治癒を目指せる!と希望を持った矢先に熊本大震災。ご自宅が倒壊し、避難所生活となり、食べ物なんて無農薬野菜がどうたら添加物こうたら以前に、おにぎり1個をもらうのに何時間も並ぶ過酷な毎日だったと。

「それでね、震災のストレスから再発してしまったと思ってる」。先輩は肝臓に転移もあり、今月頭の検査ではとうとう胃にも転移が見つかり。つらいことです。

いろんな代替療法を取り入れていらっしゃる中で、先輩が一番好きなのは「酵素風呂」。元気出る、がんばれる、普通の生活が送れるからだそうです。ハイパーサーミアも続けていらっしゃるそうですが、こちらは実感として「うーん、ようわからんのよー」だそう。電話でのお声は元気。朝のお散歩も続けていらっしゃる。通院も、酵素風呂通いも自力で。

体内深部の体温を毎日上げ続けるのはHSP入浴とは異なることや、経済的に毎日はしんどいので、わたしはぼちぼち酵素風呂を継続するつもりです。腹巻きもぼちぼちで。目標は平熱37度OVERです。